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TOYOTA製ガソリン車のエンジン分解作業
皆さんこんにちは!
ハナインターナショナル営業部 杉浦です。
最近はありがたいことに弊社HPから車両を検索してお問い合わせ頂くことが多く
弊社としてもHPのリニューアル効果を実感しながら日々業務をさせて頂いております。
掲載番号から車両をお探しすることが可能ですのでお問い合わせ頂く際は掲載番号を
営業にお伝えいただくとスムーズにやり取りが可能です!
是非ご活用下さい。
話は変わりまして、今回の記事はタイトル通りTOYOTA製エンジンの分解作業風景を
記事にさせて頂きたいと思います。
今回作業する車両はTOYOTA製の6型ガソリンエンジンのフォークリフトとなります。
エンジン型式はTOYOTAの5型、6型、7型までのガソリンフォークリフトに搭載されていた「5K」となります。
ガスケット交換作業に至った経緯としては「アイドリング不安定」「冷却水の異常な減少」「多量の白煙」「エンジンオイルの変色」から
エンジン内部に冷却水が混入しオイルと混じっているのではないかという仮説の基、分解作業を実施いたしました。
実際のエンジンオイルの色はどうなっていたかというと、、、
綺麗な状態のエンジンオイルはこのような色、、、
比較すると一目瞭然ですね。水が混ざると先程のような灰色のようなクリーム色になります。
本来エンジン内部なので水分と触れる機会はないはずのエンジンオイルが何故このような色になってしまったのでしょう?
理由としてはエンジンは本来熱が発生しますのでその熱を冷やすためにラジエーターから冷却水を送りエンジンの周りを通りながらエンジン内部を適切に冷やしています。
その際エンジン内部に入りこまないように仕切りが施されているのですがその仕切りが欠けたり接着面に圧がかかりすぎると仕切りが剥がれ、冷却水が混入する可能性があります。
今回のようなひどい状況ではオイル交換や簡単な軽作業では根本が解決しないと判断し、エンジン分解作業の実施となりました。
実際エンジンを上下分解後、確認した所
多量の冷却水が混入している現状でした。
先程書かせて頂いたガスケットがこちらです。
やはり仮説通り、仕切りとエンジン本体との間の接着剤(ガスケット)が劣化しており冷却水が適切な部分を通らずエンジン内部に流入してエンジンオイルと混ざり、様々な不調が発生しておりました。
ガスケットを交換し、冷却水がエンジン内部に流入しないようにするためガスケット部品を取り寄せ交換作業に移ります。
部品の到着がまだなので続きは次回の記事で、、、!
ハナインターナショナル
営業部 杉浦