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フォークリフトバッテリーの寿命や交換のタイミングを解説!長持ちさせるコツも!

「フォークリフトのバッテリー寿命はどれくらい?」

「フォークリフトのバッテリーが上がらないためにはどうしたら良い?」

 

上記のような疑問や、フォークリフトのバッテリーが突然上がってしまい、作業がストップしてしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。

 

フォークリフトのバッテリーは、業務効率に直結する重要な部品であり、交換するとなったら思わぬ出費になる可能性もあります。

 

そこで本記事では、フォークリフトのバッテリーに関する悩みを解決するために、寿命を延ばす方法や、バッテリーが上がってしまった際の対処法、おすすめの交換時期などを詳しく解説します。

 

本記事を読めば、フォークリフトのバッテリートラブルを未然に防ぎ、コスト削減にもつながります。

 

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フォークリフトのバッテリー寿命は?

フォークリフトのバッテリーの寿命は、主に充電サイクルによって決まります。

 

一般的に、鉛蓄電池の寿命は、充電と放電を1サイクルとして、およそ1,200〜1,500サイクルと言われています。

 

充電サイクルにもよりますが、年数で言うと4〜5年が目安です。

 

一方で、リチウムイオンバッテリーは、鉛蓄電池に比べて寿命が長く、10〜15年程度と言われています。

 

フォークリフトのバッテリー寿命に影響を与える5つの要因

フォークリフトのバッテリー寿命に影響を与える要因は、下記の5つです。

 

  • 必要以上に充電をしている(過充電)
  • 長期間放置している(過放電)
  • バッテリー液が不足している
  • 短いサイクルで充電を繰り返している
  • バッテリー周辺が汚れている

 

フォークリフトのバッテリーの寿命は、適切な管理によって大きく左右されます。

 

次項で各要因について解説するので、ぜひ参考にしてください。

 

必要以上に充電をしている(過充電)

過充電とは、バッテリーが完全に充電された後も、充電を続けてしまう状態です。

 

過充電を繰り返すと、バッテリー内部が劣化し、寿命が縮まります。

 

また、バッテリー容量が減少し、1度の充電で使用できる時間が短くなるほか、発熱による火災や爆発のリスクも高まるため注意が必要です。

 

長期間放置している(過放電)

過放電とは、バッテリーの残量が0%の状態で長時間放置してしまうことです。

 

過放電になると、バッテリー内部の硫酸鉛結晶が大きくなり、バッテリーがサルフェーションと呼ばれる状態になります。

 

サルフェーションが発生すると、バッテリーの容量が回復しにくくなり、寿命が短くなってしまいます。

 

バッテリー液が不足している

鉛蓄電池を使用している場合、バッテリー液の不足は寿命に影響を与える要因の1つです。

 

バッテリー液が減ると、内部温度が上昇し、性能低下やバッテリー自体の劣化を引き起こします。

 

また、内部抵抗が増加し、充電効率が低下する可能性もあります。

 

短いサイクルで充電を繰り返している

バッテリー容量があまり減っていない状態で充電を繰り返す、いわゆる「浅充電」、バッテリーの寿命を縮める原因です。

 

浅充電を繰り返すと、バッテリーの硫酸鉛結晶が大きくなり、サルフェーションが発生しやすくなります。

 

結果として、バッテリーの容量が低下し、寿命が短くなります。

 

バッテリー周辺が汚れている

バッテリー周辺に異物が付着していると、自己放電が発生しやすくなり、バッテリーの寿命を縮める原因になります。

 

また、バッテリー周辺が汚れている状態を放置すると、腐食が進み、バッテリーの性能低下やショートの原因になる可能性もあります。

 

フォークリフトのバッテリー寿命を延ばす4つの方法

フォークリフトのバッテリー寿命を延ばす方法は、下記の4つです。

 

  • 過放電・過充電を避ける
  • 定期的にバッテリー液を補充する
  • こまめな充電は避ける
  • バッテリー周辺をこまめに清掃する

 

フォークリフトのバッテリー寿命を延ばすためには、適切な取り扱いやメンテナンスが重要です。

 

次項でバッテリー寿命を延ばす方法について解説するので、ぜひ参考にしてください。

 

過放電・過充電を避ける

過放電・過充電は、バッテリーの寿命を縮める大きな原因になります。

 

過充電を防ぐには、充電が完了したら速やかに充電器を外しましょう。

 

また、充電が完了すると、自動的に停止する機能が付いた充電器を使用するのもおすすめです。

 

過放電を防ぐには、バッテリー残量が少なくなったら早めに充電し、長期間使用しない場合は少なくとも30%程度充電してから保管するようにしましょう。

 

定期的にバッテリー液を補充する

鉛蓄電池の場合、バッテリー液は少しずつ蒸発するため、定期的な補充が必要です。

 

特に気温が高い夏場は蒸発しやすいので、こまめなチェックを行いましょう。

 

ただし、過剰に液を補充すると、充電中に液があふれてしまい、ショートや火災の原因になる可能性があるため注意が必要です。

 

リチウムイオンバッテリーの場合は、液の補充は不要です。

 

バッテリー液の補充方法

フォークリフトのバッテリーは、48Vであれば24個、24Vであれば12個連結されており、各バッテリーセル上部のキャップを開けて補充できます。

 

バッテリー液の補充タイミングは、フロート(浮き)の沈み込む位置や目印の白いラインなどで確認できます。

 

ただし、充電直後に補充すると、液面が上昇してバッテリー液があふれる可能性があるため、充電完了後に補充するのがおすすめです。

 

こまめな充電は避ける

フォークリフトのバッテリーは、容量が30%程度まで減った段階で充電をするのが理想的です。

 

充電をこまめに行うと、バッテリーの劣化を早めてしまうため、適切なタイミングで充電するようにしましょう。

 

バッテリー周辺をこまめに清掃する

バッテリー周辺にバッテリー液や異物が付着していると、自己放電が発生したり、腐食の原因となったりします。

 

そのため、定期的にバッテリー周辺を清掃し、清潔な状態を保つようにしましょう。

 

付着したバッテリー液の除去方法

付着したバッテリー液の除去は、中和剤を使用してウエスや布で拭き取ります。

 

具体的な手順は、下記の通りです。

 

  1. 中和剤を用意
  2. 中和剤を対象箇所に直接噴射
  3. 5~10分ほどで希硫酸等があると化学反応によって色が変化
  4. 布やウエスなどで拭き取りをして完了

 

バッテリー液は希硫酸のため、皮膚に付いたり、目に入ったりすると危険です。

 

そのため、防護用メガネ、手袋、マスク、エプロンなどを着用し、安全に作業を行いましょう。

 

フォークリフトのバッテリー交換時期としておすすめの5つの状態

フォークリフトのバッテリー交換時期としておすすめの状態は、下記の5つです。

 

  • フォークリフトのパワー不足を感じる
  • 充電の減りが早くなる
  • バッテリーが熱くなる
  • バッテリー液が濁っている
  • バッテリー端子に白い粉が付着している

 

次項で各ケースについて解説するので、バッテリーの交換タイミングがわからない方は、ぜひ参考にしてください。

 

フォークリフトのパワー不足を感じる

バッテリーの寿命が近づくと、放電能力が低下し、フォークリフトのパワーが弱まってきます。

 

特に、荷物を持ち上げる際に時間がかかる、坂道を登りきれないといった症状が出始めたら、バッテリー交換のサインです。

 

充電の減りが早くなる

満充電後の稼働時間が著しく短縮された場合も、バッテリー交換の時期が近いと考えられます。

 

例えば、以前は6時間稼働できていたのが、1〜2時間程度しか稼働できないといった状況が続いている場合は、バッテリーの劣化を疑いましょう。

 

バッテリーが熱くなる

バッテリーが稼働中や充電中に過度に発熱する場合は、内部で異常が発生している可能性があります。

 

バッテリーが熱くなるのは劣化のサインです。

 

そのまま放置していると、火災や爆発の危険性もあるため、なるべく早く交換するのがおすすめです。

 

バッテリー液が濁っている

鉛蓄電池の場合、バッテリー液は通常透明ですが、寿命が近づくと濁りや異物が発生します。

 

特に充電後も濁りが残っている場合は、バッテリー内部の劣化が進行している証拠であり、早急な交換を検討すべきです。

 

バッテリー端子に白い粉が付着している

バッテリー端子に白い粉が付着している場合は、サルフェーションと呼ばれる現象が起きている可能性があります。

 

サルフェーションは、放電と充電を繰り返すことで、電極板に硫酸鉛の結晶が生成される現象で、バッテリーの性能低下を示しています。

 

放置しておくと、突然バッテリーが上がってしまうなどのトラブルにつながる可能性もあるので、早めに交換するのがおすすめです。

 

フォークリフトのバッテリー種類と特徴

フォークリフトのバッテリーは、大きく分けて鉛蓄電池とリチウムイオンバッテリーの2種類があります。

 

それぞれの特徴は、下記の通りです。

 

特徴

鉛蓄電池

リチウムイオンバッテリー

充電時間

長い(約8〜10時間)

短い(約1〜2時間)

稼働時間

約5〜8時間

約10〜12時間

寿命

約4~5年

約10〜15年

メンテナンス

バッテリー液の補充が必要

メンテナンスフリー

コスト

比較的安価

比較的高価

 

フォークリフトのバッテリーは、一般的には鉛蓄電池が使われており、初期費用を抑えられるのが魅力です。

 

一方で、リチウムイオンバッテリーは鉛蓄電池より高価ですが、長寿命かつメンテナンスフリーのため、トータルコストが抑えられます。

 

それぞれの特徴を理解して、ご自身の使用状況に合わせて最適なバッテリーを選びましょう。

 

フォークリフトのバッテリー上がり対処法

フォークリフトのバッテリーが上がってしまったときの対処法は、下記の通りです。

 

  • 同じバッテリー容量の車両と繋ぐ
  • ジャンプスターターを利用する
  • バッテリーを交換する

 

次項で各対処法について解説するので、ぜひ参考にしてください。

 

同じバッテリー容量の車両と繋ぐ

バッテリーが上がったフォークリフトは、同じバッテリー容量の車両とブースターケーブルで繋ぐことで、電気を一時的に分けてもらいエンジンを始動させられます。

 

バッテリー容量が同じであれば、フォークリフト以外の車両でも問題ありません。

 

しかし、バッテリー容量が異なる車両に繋いでしまうと、ヒューズが飛んだり、配線が焼き切れたりするリスクがあります。

 

そのため、接続前に必ずバッテリー容量が一致しているかを確認してから作業をしましょう。

 

ジャンプスターターを利用する

フォークリフトのバッテリーが上がった場合、ジャンプスターターを利用してエンジンを始動させる方法もあります。

 

ジャンプスターターとは、バッテリーが上がってしまった車両を外部電源で始動させるための機器で、他の車両が利用できない状況や、迅速に対処したい場合に便利です。

 

操作方法は比較的簡単で、ジャンプスターターのケーブルをバッテリーに接続し、フォークリフトのエンジンを始動させます。

 

しかし、使用方法に誤りがあると、バッテリーや車両にダメージを与える可能性があるため、取扱説明書を事前に確認してから操作しましょう。

 

バッテリーを交換する

上記2つの方法は一時的な対応策であり、バッテリー自体が劣化している場合は、根本的な解決にはなりません。

 

また、バッテリーが1度上がってしまうと、性能は著しく低下してしまいます。

 

そのため、「充電の減りが早い」「バッテリー液が濁っている」などの症状が見られる場合は、バッテリーそのものを交換するのがおすすめです。

 

特に頻繁にバッテリーが上がる場合は、速やかに交換することで、フォークリフトのパフォーマンス低下を防げます。

 

フォークリフトのバッテリー値段相場

フォークリフトのバッテリーは、使用する車両の種類や容量によって値段が異なります。

 

トヨタの純正バッテリーの場合、相場は下記の通りです。

 

  • リーチ式フォークリフトのバッテリーは、60〜110万円ほど
  • カウンター式フォークリフトのバッテリーは、90〜170万円ほど

 

新品のバッテリーは高価ですが、バッテリーの性能や耐久性が保証されているため、長期的な運用を考えるとコストパフォーマンスは良いでしょう。

 

なお、費用を抑えたい場合は、中古バッテリーの購入がおすすめです。

 

しかし、中古バッテリーは「寿命が短い」「性能が劣化している」などの可能性もあるため、購入する際は慎重に選びましょう。

 

フォークリフトのバッテリーを購入するなら「ハナフォークリフト」がおすすめ

フォークリフトのバッテリーを長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスや適切な使用が欠かせません。

 

過放電や過充電を避け、バッテリー液の補充や清掃を怠らずに実施すれば、バッテリーの寿命を延ばせます。

 

しかし、いずれは交換が必要になるため、フォークリフトのバッテリーを購入するなら信頼できる業者を選ぶのがおすすめです。

 

ハナフォークリフトでは、さまざまなメーカーの中古バッテリーを取り扱っており、中古品のため、新品に比べて価格を抑えられます。

 

「バッテリーを購入するなら、車両を新しく変更したい」という方もご安心ください。

 

ハナフォークリフトでは、豊富な種類の中古フォークリフトを手頃な価格で販売しています。

 

ご希望の条件(動力・トン数・ご利用用途など)を伺えましたら、おすすめの中古バッテリーやフォークリフトをご案内するので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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